島原半島周遊パスと九商フェリーで行く 熊本日帰りツアー
今回は、九商フェリーを利用した長崎〜熊本間の移動についてご紹介します。
今回の旅の目的
・島原半島周遊パスと九商フェリーを使い長崎〜熊本間の日帰り旅行
・2019年9月11日に桜町バスターミナルに移転する「熊本交通センター」最後の撮影
・熊本市内のバスの案内番号が変更される前の案内番号と行先表示を撮影
・島原半島周遊パスを使い島鉄バスの廃止系統と名称が変更する駅・バス停の撮影
・2018年12月就航の九商フェリーの新造船「レインボーかもめ」初乗船
・甥っ子と熊本グルメを堪能する!
3つのお得を組み合わせて長崎〜熊本間を速く安く移動する方法
お得 その1 島原半島周遊パス(土日祝限定)
皆さん「島原半島周遊パス」をご存知ですか?
島原半島周遊パスは、土日祝限定で島原鉄道と島鉄バス、島鉄フェリーが乗り放題になるお得なチケットです!
1日用は大人2,000円、2日用は大人3,000円です!
お得 その2 九商フェリー無料シャトルバス
島原港〜熊本港間を運航する九商フェリー
九商フェリーご利用の方は熊本港〜熊本駅間の無料シャトルバスも利用できます!
これは、あまり知られないない九商フェリーの特別なサービス!実は私も先週知りました!
完全予約制ですので「無料シャトルバス」をご利用の方は前日17時までに九商フェリーにお電話をして予約をされてください。
お得 その3 割引率が高い往復割引
九商フェリーは島原港〜熊本港間の往復割引は復路が30%オフ!!
島原港〜熊本港の往復を1,480円で移動できます!
諫早駅〜熊本駅間の往復運賃が3,480円!
「島原半島周遊パス」と「九商フェリー無料シャトルバス」「九商フェリー往復割引」の3つのお得を組み合わせると諫早駅〜熊本駅間の往復運賃が3,480円!
(土日祝で日帰りの場合)←ここ重要!!
ちなみに長崎県営バスと九州産交が運行する長崎〜熊本間の高速バスりんどう号は、諫早インター〜熊本駅間の片道運賃は3,430円です。
平日にフェリー経由諫早駅〜熊本駅間を利用する時の往復運賃
平日の場合は「島原半島周遊パス」が使えませんので、諫早駅〜島原外港駅間は正規運賃の1,460円となり往復で2,920円。これにフェリー往復割引運賃1,480円を加えると諫早駅〜熊本駅間の往復運賃は4,400円となります。
これでも高速バスよりは随分割安となります。
フェリー経由諫早駅〜熊本駅の気になる所要時間は?
私が利用した便の時刻表上の所要時間は下記の通りです。
[島原鉄道]
諫早駅6:50→島原外港駅8:08
[徒歩]約5分
島原外港駅→島原港
[九商フェリー]
島原港8:35→熊本港9:35
[九商フェリー無料シャトルバス]
熊本港9:45→熊本駅10:10
諫早駅から熊本駅まで3時間20分
実際は「九商フェリー無料シャトルバス」が熊本港で予約していた全乗客が乗車次第発車したので熊本駅の到着時間は15分早着の9:55でした。
この日は諫早駅〜熊本駅間の所要時間は3時間5分でした!
ちなみに、高速バスりんどう号の諫早インター〜熊本駅前の所要時間3時間15分です。
フェリー経由の長崎市内〜熊本駅までの所要時間と運賃
ここまでは島原半島周遊パスが使える諫早駅を起点にお話を進めてきましたが長崎市を起点にすると運賃、所要時間はどうなるでしょうか。
上記の諫早駅〜熊本駅間の所要時間と運賃に長崎〜諫早間の運賃と所要時間を加えます。
長崎〜諫早間の一般的な移動手段としてはJR長崎本線の利用です。およその所要時間は25分から45分です。
諫早駅での島原鉄道の乗り換え時間も考慮して約60分加算します。
長崎駅〜諫早駅のJRの運賃は460円。往復920円です。
これらをふまえると、島原港経由の長崎駅〜熊本駅間の所要時間はおよそ4時間20分、往復運賃4,400円となります。(島原半島周遊パス利用時)
ちなみに私が長崎市内から乗車した時の所要時間
[JR]
(自宅最寄駅)道ノ尾駅5:57→諫早駅6:36
残りの行程は先述した通り熊本駅に9:55に到着したので道ノ尾駅〜熊本駅間は3時間57分でした。
長崎発熊本行き高速バスの始発便は熊本駅に11:25に到着するので、それに比べると随分と早い時間に熊本市内に入る事ができます。
高速バスも長崎駅から高速基山まで九州号、高速基山で乗り換え熊本市内までひのくに号で向かうと所要時間は伸びますが朝一の到着時間を早める事はできそうです。
ちなみに、高速バスりんどう号は4枚回数券を購入すると1枚当たりの金額が3,150円となりこの回数券を利用すると長崎〜熊本間を6,300円で往復する事が出来ます。(2019年10月から増税の為の料金改正がありますのでご注意ください。長崎〜熊本間は乗り換え無しで行ける高速バスが人気が高いです。
それでは、今回の旅の記録を写真を交えながらご紹介します。(写真は全て私と同行した甥が撮影しております。)
長崎市〜島原港
5:57 JR九州道ノ尾駅 出発
5:00 起床 朝に弱い自分と甥っ子。旅に出る前は何故かいつも起きれます(笑)
5:25 自宅を出る。最寄駅の道ノ尾駅までは徒歩30分。途中で雨が降り出して、駅に着く頃にはびしょ濡れ。(傘を一本しか持ってきていませんでした)
5:57 道ノ尾駅を出発。JR九州の長与経由佐世保行ワンマン列車に乗車。
6:36 諫早駅に到着。乗換時間は14分。島原鉄道諫早駅のホームへ向かう(JR諫早駅と同じ敷地内)島原鉄道の改札で「島原半島周遊パス」を購入。
6:50 島原鉄道諫早駅を出発
6:50 諫早発島原外港行に乗車
諫早駅でJR九州の特急かもめ博多行(サガン鳥栖ラッピングトレイン)と乗車した島原鉄道(旧塗装)を撮影。なかなか見る事のできないレアな並び。旧塗装の列車に乗れるなんて運がいいです☆
am7:44 島鉄湯江駅
2019年10月1日から駅名とバス停名が利便性向上の為、一斉に変更される島原鉄道と島鉄バス。
島鉄湯江は有明湯江に変更されます。
私は、「会社名+地名」という組み合わせの駅名が好きなので島鉄湯江の名称変更には少し寂しさを感じました。
今回の旅では、来月から名称が変更される駅やバス停も撮影しました。
am 8:08 島原外港駅到着
諫早駅から1時間18分の鉄道の旅。目的地の終点島原外港駅に到着しました。
島原外港も来月からの駅名変更により「島原港」駅となります。 ご利用の際はご注意ください。
島原外港駅から島原港フェリーターミナルまでは私の足で徒歩約5分かかりました。
駅から港の間にはコンビニエンスストアがなく、島原港の中もパンやおにぎりを売っている売店がなかったので諫早駅のKIOSKで軽食を買っておけば良かったと思いました。
島原港の中はお土産屋さんは沢山ありました。(軽食・うどん屋もありました)
am8:35 フェリーくまもと 島原港を出航
フェリーが島原港から出航して程なくすると、フェリー後方にある売店の営業が始まります。
売店の営業開始のアナウンスとともにできる列。私も並んでコーヒーを購入。
コーヒーはKEY COFFEEでした。
船上で飲む一杯250円のコーヒー。甥と二人で船旅の情緒を愉しみました。
今回乗船したフェリーはフェリーくまもと。
この航路には「フェリーくまもと」と「レインボーかもめ」の二隻が就航しています。
フェリーくまもとは平成6年製
レインボーかもめは平成30年12月就航。
帰りは新造船の「レインボーかもめ」に乗船します!
フェリーくまもとの売店にはビール、ちくわ、アイス、お菓子、くまモンのキーホルダー等販売されていました。軽食で小腹を満たす事はできそうです☆
熊本港には定刻より約5分早い9:30には接岸していました。
am9:37 九商フェリー無料シャトルバス 熊本港を出発
熊本港に到着すると、無料シャトルバスが見えていました。フェリーから桟橋を降りるとそこにバスが待機していました。無料シャトルバスは予約制ですので、予約していた全員の乗車を確認出来次第出発となります!
定刻9:45発のバスでしたが9:37には熊本港ターミナルを出発しました!
無料シャトルバスの入口には、九州のバス乗り放題乗車券のSUNQパスは使用不可という掲示がありました。
SUNQパスは同航路を就航する[熊本フェリー オーシャンアロー]で利用する事ができます。
am9:55 熊本駅に到着
5:57に長崎市の道ノ尾駅を出発して9:55に熊本駅に到着。鉄道・船舶・バスを乗り継ぐとても楽しい行程でした!
熊本駅に来るのは去年の冬以来。
リニューアルされていました。黒い外壁。緩やかな曲線。安藤忠雄氏が設計。このカーブは「武者返し」をイメージしています。
なるほど!熊本らしいデザイン!
立派な熊本駅の外観を鑑賞した後は、産交バスに乗って熊本市の市街地へ。
am10:30 熊本ラーメン黒亭 下通り店で早めのランチ
憧れの熊本ラーメン。
熊本ラーメンを食べるのは何年ぶりだろうか。熊本に来たらいつも太平燕を食べるので、なかなか熊本ラーメンを食べる機会に恵まれませんでした。
移動中のフェリーで、熊本ラーメンのお店を検索しまくりました!
そして、美味しそうなお店を発見!
[熊本ラーメン 黒亭]熊本駅の近くに本店があるようでしたが、下通りに用事があったので下通り店を選びました。
人気店なので列ができる前に入店しました!
黒亭玉子入りラーメン餃子セット
焦がしにんにく油にノックアウト!この香りと味、クセになります!にんにく好きにはたまらない一杯。
そして艶々と輝く卵黄。はじめはノーマルのスープで味をたのしみ、途中から卵黄を割って麺とスープに絡める。卵黄と麺の相性が抜群に良い!!「替え玉」と言いたいところでしたが、普通盛りと大盛りでの提供のお店でしたので替え玉はできません(涙)初めから大盛りで注文しておけばよかったです。
また行きたいお店です!
[黒亭 下通り店]の情報です。
熊本市中央区下通1丁目7-14
ノグチビル地下1階
096-321-6202
ラーメンを食べた後は、下通をぶらぶらして(何も買ってない)熊本交通センターへ!
am11:30 桜町バスセンターの外観を見学
2019年9月11日から熊本交通センターは新バスターミナルの桜町バスセンターに移転します。それと同時に行先番号等方向幕も変更するということでしたので、バスセンターと熊本のバスの撮影をしてきました。
2018年春導入の九州産交バスの新型車、日野ブルーリボン。熊本200か1583は山鹿営業所所属です。
SAKURAMACHI Kumamotoと共に新型車両を撮影しました。[バス案内番号]も変更前の分で撮影できました!
新型車両と九州産交バスの青と白のボディカラーはとてもよく合いますね。
2019年9月14日オープンのSAKURAMACHI Kumamoto
オープン前のSAKURAMACHI Kumamotoと熊本交通センター(仮)
SAKURAMACHI Kumamotoには149のテナントが入ります。今回は入れませんでしたが、オープン後にまた撮影を兼ねて熊本に来た際には、こちらでのショッピングも楽しみたいです!
熊本の新しいランドマークの誕生です!
桜町バスターミナル
新しい、桜町バスターミナルの入口も見学に行きました。出たり入ったりする九州産交バス。桜町バスターミナル開業前に、ターミナル内での試運転をしていました。
私も甥も新ターミナルとSAKURAMACHI K umamotoを見る事が出来て大満足!
これで熊本市内での目的は完全制覇!
pm12:55 熊本駅を出発
熊本市内での目的を果たし、am9:55熊本駅到着からたったの3時間で熊本市内を出る事に。
熊本交通センターから熊本駅までは写真の産交バスで移動しました。1994年式のいすゞの車両。しかもボディは西日本車体工業製。
バス好きの甥っ子も笑顔になりました。
偶々、来たバスが[熊本22か28-79]のこの産交バス。こんな素敵なバスに乗れるなんて、幸運でした。
そして、pm12:55熊本駅発の九商フェリー無料シャトルバスで熊本駅へ出発。
次の目的地、島原半島での周遊をする為に早めに熊本を出発しました!
新造船レインボーかもめに乗船
2018年12月に就航したばかりの九商フェリーのレインボーかもめ。最近のフェリーは内装、インテリアに注力している為、居心地が良く非常に快適な船旅を満喫できます。
中には大きなくまモンが二体!(写真とは別のエリアにもう一体います)
くまモンは、本当に人気のあるゆるキャラですね。熊本の象徴!くまモンを見ると熊本に来た~と感じます。私もくまモンが大好きです☆
熊本菓房のカスタードケーキ
旅に欠かせないのが、旅程や思い出話に花を咲かせるコーヒーブレイク!
フェリーでのカフェタイム用に熊本駅の熊本菓房でカスタードケーキを購入しました。
完全に「ジャケ買い」「パッケージ買い」です。カスタードケーキのパッケージはくまモン。可愛かったので購入。保冷剤も1時間分無料で付けてくださいました。私は玉露抹茶クリーム味を頂きました。フワッフワのスポンジに包まれた濃厚な抹茶のクリームのパウンドケーキ。美味しい!コーヒーとの相性もよく、船上で楽しいカフェタイムができました。
pm14:35 島原港に到着
島原港に到着すると、本日2つ目のミッション!「島原半島周遊パス]で島原鉄道と島鉄バスの2019年ダイヤ改正に伴う廃止系統の記録と変更される駅名・バス停名の記録をしました。
また、島鉄バスの島原港〜長崎空港間の空港特急バスは10月から本諫早駅〜長崎空港間に路線短縮されます。[島原駅〜本諫早駅間は島原鉄道]を利用し、それに接続する[本諫早駅〜長崎空港間は島鉄バス]を利用する乗り換え方式となります。
pm4:00島原港発長崎空港行特急バスに乗車しました。
2019年9月30日で運行終了となる[島原港〜長崎空港間の特急バス]の一部区間に乗車してきました。
島原からの帰路
島原駅から諫早までの帰路は下記の4通りから選べました。
・島原鉄道で島原駅から諫早駅まで乗車
・島鉄バスで島原駅から多比良経由で諫早駅まで乗車
・島鉄バスで島原駅から雲仙・小浜経由で諫早駅まで乗車(遠回り)
・島鉄バスで島原駅から口之津経由で諫早駅へ(かなり遠回り)
甥っ子と話し合った結果、「16:20島原駅前発雲仙・小浜経由諫早駅前行きに乗車する」ことにしました。
島原半島周遊パスの恩恵を最大限に活かしつつ諫早駅まで向かいました。
pm16:20 島原駅前発雲仙経由諫早駅前行に乗車
2019年10月1日から島鉄バスのバス停の名称が50箇所変更されます。
今回乗車した路線にも、対象の停留所が含まれていました。
西入口は小地獄入口に名称変更されます
今回の名称変更でご注意頂きたい停留所がこちらです。
西入口は小地獄入口に名称変更されます。
小地獄入口は現在、他停留所で使用されている名称です。
現在の小地獄入口は一本柱鳥居前に名称変更されます。
この停留所をご利用の際にはご注意ください。
今回の名称変更は、よりわかりやすく適した名称に変更する為に実施されます。
pm6:30 諫早駅前に到着
島原から諫早までの2時間10分の旅の運賃は1,900円。2,000円で購入した島原半島周遊パスの元は充分とれました。
乗車した車両は島鉄バス3211号車。1992年式日野ブルーリボン、トップドアのバス。座席もハイバックシートで乗り心地も良かったです。
2時間10分、運転を続けられる運転士さんの集中力にプロ意識の高さを感じました!
雲仙・小浜・愛野、島原半島を代表する景勝地の景色を堪能できる路線でした!
pm7:22 浦上駅に到着
pm6:40諫早駅発長崎行き快速シーサイドライナーに乗車しました。終点長崎駅の1つ前の駅、浦上までの42分間の列車の旅。
無事、長崎市内まで帰ってきました。
旅のまとめと今回の旅費
今回は、島原半島周遊パスと九商フェリーを使い熊本に行く事が最大の目的でした。乗り換えの回数が多いので、予め時間を調べておくとスムーズに熊本まで行くことができます。
旅に慣れてる方や乗り物が好きな方にはお勧めの方法です。
長崎から熊本は移動時間を最小限で行かれたい方は、長崎〜新鳥栖間を[JR特急かもめ]新鳥栖〜熊本間を[九州新幹線]を利用すると約2時間〜2時間30分で移動する事が出来ます。(乗り換え時間で異なります)
また、直通の高速バスが運行されていますので乗り換え無しの方法を選ばれたい方は長崎県営バスと九州産交バスの[高速バス りんどう号]がお勧めです。
島鉄バスの記録、熊本のバスの撮影、SUKURAMACHI Kumamotoの外観の見学、熊本ラーメン、九商フェリーの新造船に乗船等予定していた全ての行程を無事遂行させる事ができました。
旅費
・交通費 10,200円(一人当たり5,100円)
[運賃は大人運賃2名]
・飲食代 5,100円 (一人当たり2,550円)
・合計 15,300円 (一人当たり7,650円)
一人当たり7,650円でこれだけの行程を1日楽しむ事ができました。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。